Mamiya ZD/ZDBack は、 画素数が約2200画素の高画質中判デジタルカメラです。
階調表現、色彩表現、質感描写とすべての面で既存のデジタルカメラの画質とは次元の違うクオリティの高さを誇ります。
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Mamiya ZDの特徴
- 世界で初めての中判デジタルカメラ
- 過酷な条件下でも撮影できる高い耐久性と信頼性を確保
- 大きく、見やすいファインダー内に露出モードや測光モード、
バッファーメモリーの使用状況などの情報を表示
- 記録用カードスロットを2基装備で高画質の画像の大量撮影が可能(4GBのCFカードで約100カットのRAWデータを保管)
- 1/125秒でのストロボ同調も可能
- 1.2コマ/秒、10コマ連続撮影
- RAW+JPEG同時記録可能
- IEEE1394/ビデオ出力端子も装備
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Mamiya ZD Backの特徴
- マミヤ独自の通信プロトコルで一体型のデジタルカメラと変わらない操作感
- フィルター交換システムを採用
- 645AFDV/645AFDU/645AFD に装着可能
- アダプター使用で6×7p判中判カメラのRZ67PROUD、RB67PRO SDにも装着が可能
- 記録用カードスロットを2基装備で高画質の画像の大量撮影が可能(4GBのCFカードで約100カットのRAWデータを保管)
- RAW+JPEG同時記録可能
- IEEE1394/ビデオ出力端子も装備
- アダプターZDバックアダプターHX401を使用することで4×5
インチ判カメラに取り付けが可能
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様々なシーンでの利用用途
工房内での撮影 イメージ
修復工房・スタジオ内での撮影
Mamiya ZDは赤外撮影用だけでなく、通常の高画質デジタル一眼レフカメラとしてご利用いただけます。
デジタルカメラなので、フォーカス、絞り調整などの面倒な操作は不要!特別な技術が無くても、高画質な写真を簡単に撮影ができます。また各カメラセットには接写撮影用マクロレンズが含まれているので、作品表面の接写撮影も可能で、記録フォーマットも使用目的にあわせて9通りのJPEG記録とRAW記録での画質設定が可能です。
作品の状態を記録するため、修復報告書のため、古地図や古文書の複写にも最適です。博物館、美術館などではパンフレット、チラシといった印刷物用のカメラとしてご活用ください。
マミヤ・デジタル・イメージング株式会社のサイトでは、Mamiya ZD の写真サンプルを見る事ができます。
屋外のフィールドワーク作業 イメージ
屋外フィールドワード時の撮影
大容量の記録メディアを搭載可能です。
カメラボディにSD/CFカード用のスロットを装備することによりパソコンへ接続することなくカメラ単体での撮影が可能です。(4GB CFカード使用時にはRAWデータ撮影で約100カットの撮影を行うことができます。)
電源は「リチウムイオンバッテリー」で、オプションで予備バッテリーを追加が可能なので屋外での長時間撮影用にも安心してご利用いただけます。また、広角レンズ、望遠レンズを使用して広いフィールドの撮影を行うことも出来ます。
カメラボディには軽量、高強度なアルミ合金ダイキャストを採用。あらゆる撮影条件での耐久性、信頼性を実現しています。
授業風景 イメージ
学会や講演会での研究発表、授業での使用
IEEE1394/ビデオ出力端子も装備されているので、パソコンへの接続、TVモニターやプロジェクターへ画像を映すことができます。
パソコンとの接続はIEEE1394(4pin)を採用し画像の高速転送を可能としています。また、パソコンに接続した状態での撮影ではIEEE1394 ケーブルを通じてパソコン上からカメラのコントロールを行うことが可能です。
NTSC/PALに対応したビデオ出力端子も装備し、TVモニターで画像をご覧頂くことも可能です。
学会や講演会、大学・専門学校などでの研究発表や修復事例発表の際に画像を使用することで、内容をより判りやすく説明ができます。
高画質で撮影した写真は、大画面のプロジェクターでも衰えず、美しい画像で投影が可能です。
2170万画素CCDイメージセンサーとワンタッチ・簡単フィルター交換システム
CCDイメージセンサー
CCDイメージセンサー
(Charge Coupled Device Image Sensor)
CCDイメージセンサーとは、デジタルカメラの心臓部とも言える半導体素子で、画像を写すためのセンサーになります。
デジタルカメラで広く普及しているセンサーのサイズは「APS-Cサイズ(15mm×22mm) 」ですが、
マミヤZDシリーズは48×36 oの大型のダルサ(DALSA)社製のフルフレームトランスファーCCDを採用しています。
これにより、総画素数2,170万画素(有効画素数2,130万画素)、画素ピッチが9ミクロンと大きく細部まで鮮明な高精細画像が得られます。
通常のカメラで赤外撮影が出来ない理由
CCDセンサーは元来、赤外線領域に高い感度を持っています。
一般のデジタルカメラで通常の撮影をする場合はその赤外線領域が像の解像度に悪影響を及ぼさないように赤外領域をカットするフィルターをCCDの前に装着しています。
マミヤZD/ZDBackシリーズは他のデジタルカメラと違い、フィルターをワンタッチで交換できる仕組みを持っている為、この赤外カットフィルターを外し透適性の良いガラスフィルターに取り替えることによリ意図的に赤外撮影を行うことができます。
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ワンタッチ・簡単フィルター交換システム
着脱式の専用フィルターケースを使用!
直接フィルターに触れず交換を容易に行えます!
- 面倒な操作が不要!ケースをカメラボディに装着し、ケースのレバーを操作するだけでフィルター交換が可能です。
- 直接フィルターに触らないので、指紋、手の油、ほこりなどの付着を防ぎます。
- フィルターケースにはロック機構がついいるので、万が一の露出や脱落によるフィルターの破損を防ぎます。
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ワンタッチで簡単にフィルターの交換ができるので、赤外撮影用のライティングのまま高画質中判デジタルカメラとして通常記録用の撮影もできます。
1:フィルター交換ガイドをボディに取り付け、フィルターケースを交換ガイドに添えます |
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2:フィルターケースの両サイドのレバーをスライドさせボディに押し込み、レバーを右側にスイッチさせます |
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3:フィルターケースの両サイドのレバーを手前にスライドさせ、ボディから取り外します |
専用ケースを装着した各種フィルター
MamiyaZDのフィルター
●IR Cut Filter(標準装備)
人の目には感じられない赤外域の光線を遮り、人間の目に波長域を合わせるフィルター
●Low-Pass Filter
被写体によって発生する偽色や色モアレを低減させるためのフィルターで、
IRカットの効果も持ち合わせている
●IR Photo Filter
赤外域の光線を意図的に透過させて赤外撮影を行う為のフィルター